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マグロ釣りPEラインの選び方!強度・太さの基準を徹底解説

釣り人なら誰もが一度は夢見るターゲット、マグロ。その強烈な引きは多くの釣り人を虜にしています。しかし、100kgを超える巨体とのファイトには、それに耐えうるタックルが不可欠。なかでも、魚と釣り人を繋ぐ命綱であるライン選びは、釣果を左右する最重要項目です。

とくに現代のマグロ釣りでは、PEラインの選択が必須。しかし、多くのメーカーから様々な製品が販売されており、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。

今回は、マグロ釣り用PEラインの選び方を徹底解説。最適な「強度」と「太さ」の基準から、対象魚別の選び方、プロが選ぶおすすめ製品までご紹介しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。この記事を読めば、自信を持って最適なPEラインを選び、夢の大物へと一歩近づけるはずです。

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マグロ釣りにPEラインが必須な理由とは?

マグロ釣りにおいて、PEラインは今や定番のアイテム。その最大の理由は、ほかのライン(ナイロンやフロロカーボン)を圧倒する「直線強度の高さ」と「低伸度」という2つの特徴があるからです。これにより、巨大なマグロとの過酷なファイトを有利に進めることが可能になります。

PEラインは、ポリエチレン製の極細繊維を複数本編み込んで作られた釣り糸のこと。同じ太さのナイロンラインと比較すると、約3〜4倍の直線強度を誇ります。そのため、細い号数でも巨大魚のパワーを受け止められ、リールにより多くのラインを巻けるという大きなメリットが生まれます。

また、ほとんど伸びない「低伸度」という特性は、ルアーの操作性を高め、遠くで起きた繊細なアタリも手元に明確に伝えてくれます。

PEラインの主なメリット

  • 高い直線強度: 細くても強く、大型マグロの引きに耐えられる。
  • 低伸度: ルアーアクションがつけやすく、感度が高い。
  • 飛距離向上: しなやかで細いため、空気抵抗が少なく遠投性に優れる。
  • 多くの糸巻量: 細いためリールスプールに多くのラインを巻け、マグロの疾走に対応できる。

もしナイロンラインでマグロに必要な強度を確保しようとすると、ラインが非常に太くなり、飛距離が出ない、リールに十分な長さを巻けないといった問題が発生します。マグロとの出会いのチャンスを増やし、確実にキャッチするためにも、PEラインという選択はもはや必須といえるでしょう。 

【対象魚別】マグロPEラインの最適な太さ(号数)と強度

マグロ釣り用のPEラインを選ぶうえで最も重要なのが、ターゲットのサイズに合わせた太さ(号数)と強度の設定です。相模湾などで人気のキハダマグロと、津軽海峡などで狙う大型クロマグロでは、求められるスペックが大きく異なります。

結論からいうと、20kg〜50kgクラスのキハダマグロならPE4号〜6号50kg〜100kgを超えるクロマグロならPE8号〜12号が基準です。これは、マグロの強烈なファーストランを受け止め、長時間のファイトに耐えるための最低限のスペック。ラインの長さは、どちらの場合も最低300m、できれば400m以上リールに巻いておくと安心です。

PEライン選択の基準

対象魚太さ(号数)強度(lbクラス)長さ
キハダマグロ(20〜50kg級)PE4号〜6号60lb〜90lb300m以上
クロマグロ(50kg〜100kg超級)PE8号〜12号120lb〜170lb400m以上

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たとえば30kg級のキハダマグロがヒットした場合、その初速は時速50km以上にも達し、一気に100m以上のラインを引き出していきます。この衝撃的な負荷に耐えるには、適切な強度と十分なラインキャパシティが不可欠。乗船する遊漁船によっては推奨号数が決まっている場合もあるため、予約時に必ず確認しましょう。 

プロが選ぶ!最強マグロPEラインおすすめ5選【2025年版】

ここでは、数あるPEラインのなかから、マグロキャスティングでとくに評価と実績が高いモデルを5つ厳選して紹介します。強度、耐久性、操作性、そして価格のバランスを考慮した、初心者からベテランまで納得のラインナップです。

絶対的な信頼性で選ぶなら、バリバスの「アバニ Si-X」YGKの「ロンフォート オッズポート」が双璧。これらのハイエンドモデルは、特殊なコーティング技術で耐久性と飛距離を向上させ、極限の状況でも釣り人をサポートします。コストパフォーマンスを重視するなら、シマノの「オシア8」なども優れた選択肢になるでしょう。

  1. バリバス アバニ キャスティングPE Si-X
    • 特徴: 特殊耐熱材「Si-X」を練り込み、マグロの強烈な摩擦熱に耐える最高峰モデル。プロからの信頼も厚い。
    • 価格帯: 高価(8号 300mで12,000円前後)
  2. YGKよつあみ ロンフォート オッズポート WXP1 8
    • 特徴: YGK独自の「WXP1工法」により、圧倒的な強度と直線性を実現。安定した品質で人気。
    • 価格帯: 高価(8号 300mで10,000円前後)
  3. シマノ オシア8 (OCEA 8)
    • 特徴: 「タフクロス2」と「ヒートシンクコーティング」を採用し、強度と耐熱性を両立。比較的リーズナブルで入手しやすい。
    • 価格帯: 中〜高価(8号 300mで8,000円前後)
  4. サンライン ソルティメイト PEジガーULT 8本組
    • 特徴: SSP加工により表面が非常に滑らか。安定した強度と感度が魅力。
    • 価格帯: 中価格帯(8号 300mで7,000円前後)
  5. デュエル スーパーエックスワイヤー8
    • 特徴: コストパフォーマンスに優れ、初心者でも手が出しやすい。H.I.P.製法で適度なハリとコシがあり、トラブルが少ない。
    • 価格帯: 手頃(8号 300mで5,000円前後)

これらのPEラインは、いずれも8本編みを採用しており、強度と滑らかさのバランスに優れています。自分の予算や釣行回数に合わせて、最適な一本を選んでみてください。

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PEラインの性能を最大限に引き出すタックルバランス

ただし、最強のPEラインを手に入れても、それだけではマグロは釣れません。ロッド、リール、リーダーを含めたタックル全体のバランスが揃って、はじめてラインの性能を100%引き出せます。とくに「ロッドのパワー」と「リールのドラグ性能」はライン強度と密接に関係します。

たとえば、PE8号(約120lb)のラインを使うなら、ロッドは「適合PE8号」などと表記されたマグロキャスティング専用ロッドを選ぶ必要があります。柔らかすぎるロッドではマグロの突進を止められず、硬すぎるとラインに負荷が集中し、ラインブレイクの原因になります。

リールは、最低でもPE8号を300m以上巻けるスプールと、15kg以上のドラグ性能を持つ大型スピニングリール(シマノなら14000番〜、ダイワなら6000番〜)が必須です。

タックルバランスのチェックポイント

  • ロッド: 使用するPEラインの号数が、ロッドの「適合ライン」の範囲内か?
  • リール: 使用するPEラインが必要な長さ(300m以上)巻けるスプールか?
  • ドラグ: リールの最大ドラグ力が、ライン強度の1/3〜1/4程度に設定できるか?
  • リーダー: PEラインの強度に見合った太さのリーダーシステムを組んでいるか?

初心者が陥りがちなのが、ラインだけを強くしてしまい、結果的にロッドが折れたり、リールのドラグが負けたりするケースです。すべての道具が一体となって初めて成立するのがマグロ釣り。全体の調和を考えることが、大物を手にするための近道です。 

意外と知らない?ラインシステムの基本と失敗しないノット

PEラインとショックリーダー(ルアーを結ぶための太い糸)の結束、いわゆる「ノット」は、マグロとのファイトにおいて生命線です。どんなに高価なタックルを揃えても、ここの強度が低ければ一瞬で切られてしまうことも。マグロ釣りでは、摩擦系のノットである「FGノット」が最も信頼性が高く、主流となっています。

FGノットは、PEラインをリーダーに編み込むことで、結束強度を90%以上に保てる強力なノット。慣れるまでは練習が必要ですが、自宅で完璧に組めるようになってから釣行に臨みましょう。リーダーの太さは、PEラインの号数×約20lbが目安(例: PE8号なら170lb前後)。長さは、キャストの邪魔にならず根ズレ対策もできる1.5m〜2m程度が基本です。

ラインシステムの重要ポイント

  • ノットの習得: FGノットを完璧にマスターする。少しでも不安があれば結び直す。
  • リーダーの選択: PEラインの強度に応じた太さ(lb)を選ぶ。ナイロン製が主流。
  • リーダーの長さ: キャストしやすさと根ズレ対策を両立できる長さに調整する。
  • ドラグ設定: ライン強度の1/4〜1/3を目安に設定する(例: 100lbなら約10〜12kg)。

ファイト中にラインが切れる原因の多くは、ノットの結束部分か、リーダーの擦れです。完璧なノットと適切なリーダーシステム、そしてスムーズに作動するドラグ設定。この3つが揃って、巨大マグロと対等に渡り合う準備が整います。 

マグロ釣り道具一式の値段は?初期費用を徹底解説

マグロ釣りをはじめるにあたり、気になるのが初期費用ですよね。結論からいうと、信頼できる最低限の道具一式を揃えるには、少なくとも15万円程度は見ておく必要があります。もちろん、本格的なタックルを揃えれば30万円以上になることも珍しくありません。

費用の大部分を占めるのが、ロッド、リール、そしてPEライン。これらはマグロの強烈なパワーに直接対峙する部分であり、安価な製品では破損のリスクが非常に高いため、ある程度の投資は必須となります。

マグロ釣りタックル初期費用(目安)

グレード総額(目安)
【入門グレード】約15万円
【標準グレード】約25万円
【本格グレード】40万円以上

これに加えて、1回の釣行にかかる乗船料(2〜4万円)や交通費が必要です。高価な釣りではありますが、それだけの価値がある興奮と感動を味わえるのがマグロ釣りの魅力。最初はレンタルタックルを利用できる船で体験してみるのも一つの手です。

PEラインの寿命と長持ちさせるメンテナンス方法

PEラインは高価な消耗品ですが、適切なメンテナンスで寿命を延ばし、性能を維持することが可能です。メンテナンスを怠ると、強度の低下や高切れ(ファイト中に突然切れること)のリスクが高まり、千載一遇のチャンスを逃す原因になります。

最も基本的なメンテナンスは、釣行後の「塩抜き」です。スプールにぬるま湯をゆっくりとかけ流し、内部の塩分を洗い流します。その後、風通しの良い日陰で完全に乾燥させることが重要です。さらに、PEライン用のコーティング剤を吹きかければ、撥水性が回復し、飛距離の維持にも繋がります。

PEラインを長持ちさせる手順

  1. 塩抜き: 釣行後、リールのドラグを締めた状態でスプールにぬるま湯をかけ流す。
  2. 乾燥: 直射日光を避け、風通しの良い場所で数日間かけて完全に乾かす。
  3. コーティング: 乾燥後、PEライン用のスプレーやコーティング剤を塗布する。
  4. 保管: 紫外線による劣化を防ぐため、リールカバーをかけるなどして冷暗所で保管する。
  5. 定期的な交換: 10回程度の釣行または1〜2年を目安に巻き替えるのが理想。

とくにマグロ釣りでは、ラインへの負荷がほかの釣りと比較になりません。ファイトで傷んだ先端部分を毎回数メートルカットするだけでも、高切れのリスクは大幅に減少します。日々の少しの手間が、夢のマグロをその手にする確率を高めるのです。

マグロ釣りのPEラインに関するFAQ

Q1: マグロキャスティングで人気のロッドはありますか?

A1: シマノの「オシアプラッガー」シリーズや、ダイワの「ソルティガ」シリーズ、リップルフィッシャーやヤマガブランクスといった専門メーカーのロッドが非常に人気です。対象魚のサイズや使用するルアーの重さに合わせて、適切なパワーと長さのモデルを選ぶことが重要です。

Q2: 初心者向けに、安いけど使えるマグロ用リールはありますか?

A2: 「安い」の基準にもよりますが、耐久性とドラグ性能を考えると、シマノの「ツインパワーSW」やダイワの「セルテートSW」あたりがコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。これらは上位機種の性能を受け継ぎつつ、価格が抑えられており、中級者まで長く使えます。

Q3: マグロキャスティングのリーダーの太さはどれくらいが適切ですか?

A3: リーダーの太さは、メインのPEラインの強度によって決まります。一般的には、PE4号なら80lb、PE6号なら130lb、PE8号なら170lb、PE10号なら200lb前後が目安です。素材は、衝撃吸収性に優れたナイロンリーダーが主流です。

Q4: 100キロクラスのマグロを狙うタックルはどのようなものですか?

A4: 100kgクラスのクロマグロを狙う場合、ロッドはPE10号〜12号に対応する最強クラスのツナロッド、リールはシマノならステラSWの20000番、ダイワならソルティガの14000番〜18000番が標準となります。PEラインは10号以上を400m以上、リーダーは200lb以上という非常にパワフルなタックル構成が求められます。

Q5: マグロ釣りの道具を一式揃えると、値段は総額でいくらくらいになりますか?

A5: 本格的にマグロ釣りを始める場合、信頼できるメーカーの製品で一式揃えると、最低でも15万円〜25万円程度の初期費用がかかります。ロッドとリールだけで10万円を超えることが多く、これにライン、ルアー、ライフジャケットなどの安全装備が加わります。

まとめ

マグロ釣りにおけるPEラインの選び方について、強度や太さの基準からメンテナンス方法まで解説しました。巨大なマグロと対峙するには、強力なタックルはもちろんですが、その中心にあるPEラインへの深い理解が不可欠です。

記事のポイント

  • PEラインは「高強度」「低伸度」という特性からマグロ釣りに必須。
  • キハダにはPE4〜6号、クロマグロにはPE8〜12号が基準。
  • ラインの性能はロッドやリールとのタックルバランスで決まる。
  • FGノットの習得と適切なリーダーシステムが釣果を分ける。
  • 釣行後の塩抜きと乾燥でラインの寿命は延ばせる。

マグロ釣りは、道具選びから準備、そして船上でのファイトまで、すべてが繋がっています。この記事で紹介したポイントを参考に、自分のスタイルに合ったPEラインを選び、万全の準備で夢の大物に挑んでください。

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